【歯】のおはなし

今日はトワエモワの中の〜食育〜についての記事をご紹介します。
シェフは幅広い世代の方に食育講座を行って参りました。その際によくお話させていただいていた【歯】のお話です。

 

 

 

●作る知識 食べるコツ●

〈歯に見合った食生活を!〉

 

 

牛や馬は平たい門歯(もんし)を持った、草食の動物です。
ライオンやトラは鋭い犬歯(けんし)を持った、肉食の動物です。
この様にそれぞれの生き物は、食性に合った歯を持っています。
また、草食は持久力・肉食は瞬発力が付くと言われ、食べ物で運動能力も変わってきます。

スポーツ少年はただ焼肉を食べればスタミナが付くと言うものでは無く、そのスポーツに適した食生活をすることが大切です。
また、牛とライオンを比較してどちらがどう猛でしょうか?

「キレる」子が増えていますが、食生活(肉食の過多)で性格まで影響しています。

では、何でも食べる雑食の人間はどんな歯を持っているでしょうか。
上下合わせて32本の歯がありますが、上の歯だけを見てみましょう。

 

・門歯(前歯)が4本
・犬歯が2本
・臼歯(きゅうし)が10本あります。

 

次に、雑食の人間はどんな割合で食物を摂れば良いでしょうか。

 

・4本の門歯で野菜や果物を噛む
・2本の犬歯で肉を噛みちぎる
・10本の臼歯で穀類を噛み砕いたり、すり潰す
従って

・野菜を②
・肉類を①
・穀類を⑤
の割合で食べなさいと、神様が人間を創られたのに、1で良い肉を5も6も食べてこのバランスを崩し、病気になっているのが現状ではないでしょうか。

この割合を頭に置かれ、食物ほいのちを戴いている事に感謝して、よく噛んでゆっくり食べるように心がけましょう。

《終わり》

 

 

歯を見るだけでも摂るべき食事の割合が現れていることが分かりますね。
日本人は食の欧米化により、お肉を食べる事が多くなりました。
何でも食べる事は大切ですが、節度のある食事を心掛ける必要がありそうです🍴